YouTubeを見ていると、ふとおすすめに思いもしなかった動画が上がってきます。
昔よく聴いたZARDの名曲。
作曲した織田哲郎さんの弾き語りも出てきます。
織田さん曰く、素朴な歌詞に、素朴なメロディ。
だからそこ今聴いてもとてもいいのでしょうか。
そして、この曲を聴いていると、ふとあることが記憶の底から湧き上がってきました。
高校の時、かなりずぼらだった(今も変わってない)んです。
ということで、消しゴムを無くしても、買うのが面倒くさい(汗)
消しゴム使わずに授業を受けるとどうなるか。
間違ったら、シャーペンで塗りつぶして、書き換えるのでノートが汚い。。。
まあ、字も汚いので、さらにノートが汚い(笑)
自分以外は見ないので良いかと思っていたので、
消しゴム買わずにそのまま過ごしてました。
お誕生日おめでとう、○○君、消しゴム持っていないから、プレゼントするね。
そういったことを書いた、ノートを丁寧に折り込んだ手紙をつけて、新しい消しゴムを頂きました。
うれしいよりも、流石に恥ずかしかったです(笑)
でも今思えば、いつ見てたのだろうか?って思います。
高1の時にクラスメイトだったその子は、とてもやさしくて、ぶっきらぼうな自分にも優しくしてくれました。
消しゴム事件(笑)以外にも。
雪のなか、自転車で帰る私にカイロくれたり、お菓子作ってきてくれたり、いろいろ手紙もいただきました。
授業中に、よくボーっと空を見てたので、突然先生に当てられると困ります。
そんな時、よく助けてもらったりしてました。
○○ちゃんとかではなくて、苗字呼び捨てで、男子からも女子からも呼ばれるタイプの子(伝わるのかな)でした。
一見ちょっとドジっ子で、しっかりしてるかドジなのかよくわからない。
ちゃんとできるけど、ある程度気を使って、ドジって見せて、ごめーんって感じで和ます感じ。
(伝わりませんねこれは)
今思えば、そのやさしさを、素直にお受け取りできていなかったなあと思います。
彼女のやさしさに、お返しできるものが何もないと思っていたから、と今ならわかります。
多分そんなことないんですけどね。
たいしたことできなくても、心を開いて素直に、ありがとうを言えばいいし、
何かできることがあればすればいいし。そばにいることだけでも良かったのかもしれませんね。
だから、数十年前の自分にそう言いたいなあと思って。「心を開いて」を聴いていました。
もちろん、そんなことできないのですが。
あまり後悔することはないのですが、
彼女に関しては昔に戻って、もっと素直にしてればよかったなあと思います。
でもそれはもちろん、できないことなので、今からそれをやればいいのだと思います。
高校生の自分と今、変わっているようで、変わっていないので。
いろいろやさしくしてくれてありがとう。
やさしさをもらうから生きてゆけるのかなと思っています。